SP1
2-1:老化は遺伝子に関係する
2-2:サーチュイン遺伝子の働き

2-3:体温を上げて元気UP!

長生きをするためには健康であり続ける。そのためには若々しくいることが大事。つまり老化を防ぐことが大切となります。
老化に関わる原因として近年言われているのが「サーチュイン遺伝子」。別名長寿遺伝子と言われています。この遺伝子は、すべての人が持っている遺伝子です。

 


人間の体はおよそ60 兆個の細胞からなり、日々、細胞分裂を繰り返しています。細胞の核内には23 対の染色体があり、染色体にある遺伝子によって細胞分裂が指示されています。

その染色体は、2 重螺旋構造をしているDNA が何重にも折り重なってできていて、この染色体の末端部分が「テロメア」と呼ばれる構造です。

この「テロメア」は細胞分裂のたびに少しずつ短くなり、完全に消滅すると細胞分裂が止まり、細胞は死滅します。この死滅した細胞がどんどん増えていくことで老化が進んでいくのです。

つまり、老化を防ぐ一つの方法として、この「テロメア」の消滅を少なくすることが、一つのカギとなります。

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