ジャパンプレミアムにこだわるヤマモトの工場の秘密とは

ウェットスーツ用素材のゴムといっても様々な種類のものがあります。

ウェットスーツと水は切っても切り離せない関係なので、保温性のあるものはもちろんのこと、耐久性の高いもの、浮力の高いもの、オールマイティーなスペックを持つものなど、用途に合わせて開発されたゴム素材があります。


 

例えば、職業として漁をする海女さんなどは、何度も繰り返し海に長時間入るので、体が冷えないように保温性があり、耐久性のあるゴムを。フリーダイビングなどは潜る競技なので浮力の少ないゴムを。激しく動くサーフィーンには柔軟性の高いゴムを。酸素ボンベを背負うスキューバーダイビングはゴム内部の気泡が潰れにくい表面が強いゴムを。このように見た目は同じように見えても、用途に合うゴムを開発しています。



それらを巧みに組み合わせて作られるのがトライアスロン用のウェットスーツで、トップ選手が使うウェットスーツでは、体の可動域の違いでパーツごとに数種類のゴムを組み合わせたり、軽量化を図り、空気層を持たせるために、間に穴が開いた形にする積層ゴムも開発しました。

また、疲労を軽減するために手先足先からの血液の戻りを良くするために段階的着圧をかける凸凹した加工ゴムを二の腕やふくらはぎに使っているものもあります。

世界の様々なトップアスリート選手達が繰り出すハイパフォーマンスに柔軟に対応するゴム達の活躍やダイビングで漁をするプロの方々に認められて、ハリウッド映画のバットマンやトゥームレイダーのコスチューム、そして日本が誇るヒーロー・ウルトラマンのボディに使われました。だから、ウェットスーツを着たことが無くてもあなたはTVの中では子供の頃から見ていたのかもしれません。


未来の少年少女が憧れる新しいヒーロー達にもヤマモト未来科学研究所が作り出した素材が今後も使われることになるかもしれません。悪役のパンチを思いっきり浴びても痛くかゆくも無く、何ならそのパンチを跳ね返してしまう夢の無敵のヒーロー用素材が完成するかもしれません。